ダイヤマンのブログ

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サイバーパンク エッジランナーズの感想 第5話

サイバーパンクエッジランナーズ、第5話の感想考察をしていきます。ネタバレありありです。自己満足のブログになりますので引き続き拙い文章、ご了承ください。

 

第5話 All Eyez On Me/刺さる目線

アニメが折り返しに差し掛かり、終わってほしくない気持ちや公式YouTubeで配信されたI Really Want to Stay At Your HouseのMVを視聴していたらまた心がえぐられてしまい。更新が滞っておりました。

 

あぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

はい、第5話です。

死んでしまったピラルの手長インプラント、デイビッドはテッキー用より戦闘用がいいとメインのゴリラプロジェクタイルランチャーハンドを指します。俺が死んだらくれてやる。メインと対等に話をしようとする”一皮むけた”デイビッドをメインは見逃がしません。というかわかりやすすぎる青年が悪いね。

 

全裸のキーウィが隣に座り、なんだか居心地が悪そうなデイビッド。

JK(ジミークロサキ)のBDオタクぶりとアラサカアカデミーでの経験が活き、次の仕事が決まる。

 

JKを丁重におもてなしし、コーポ重役タナカが裏で何をしているのかを探る。

しかしJKが1枚上手だったようで、範囲ジャミングでデイビッドは連れ去られてしまう。今までと違うルーシーの目つき。君、所謂クーデレってやつだな?

 

デイビッドは目が覚めると惨殺現場にいた。何かがおかしいと思い始めるがどうにもできずに殺人をくりかえし、マックスタックに殺される。

JKのBDだということがわかるが、おそらく何回もサイバーサイコのBDを強制的に再生させられてしまう。ここでサイバーサイコシスの症状が加速してしまったのかもしれない。

ルーシーとドリオが駆けつけるが、JKは戦闘ドローンを隠し持っていた。デイビッドのサンデヴィスタンで時間を稼ぎ、ルーシーのハッキングでなんとか危機を回避する。むっかつくなぁJK。

 

自分は特別だと言うデイビッド。確かに人よりインプラントの適正があるようだが、それが災いを呼ぶことをまだ知らない。それに、自分の結末を知っていたとしてもやることは同じだったはずだ。

 

タナカをおびき寄せ、捉える。もとい、ぶん殴る。JKは死に際にデイビッドを見て笑う。

 

総評

全10話折り返し地点の第5話、展開は少しゆっくりでした。ですがこれは嵐の前の静けさで、次の話で一気に全体の物語が加速します。

時系列的にピラルの死から数日しかたっていないと思いますが、このまま怒涛の展開にすすむエッジランナーズ、ほんと心がつらいよ....

 

少し話をそらしたいと思います。サイバーパンク2077以前の作品、まだTRPGだった頃のサイバーパンク、所謂本当の原作。

そのルールブックに記載されているルールのひとつを簡単に説明したいのですが、そこには、インプラントを大量にインストールできる=人間性、共感性が高い人。とあります。(ざっくりですが)インプラントごとに使用コストがあり、インストールすればするほど人間性を失っていき、最後にはサイバーサイコになってしまうのです。

このルールからすると、デイビッドは平均よりもずば抜けて人間性の高い、他人に共感できる人物だと推測されます。ピラルやJKの死に絶句していたり、次話のメインに対してなんかがそう。

しかし後半のデイビッドはインプラントを大量に、しかも短期間に入れたがために、サイバーサイコになるのは免れているが人間性の減少が著しく、フリオの死にそれほど感情を持っていなかったし、人を殺すのも躊躇わなくなっていた。慣れというものもあるかもしれないが、1年ほどであの気力のないような、どこか上の空になってしまったのには必ず人間性の減少が関係していると思う。

それでもルーシーへの思いは変わらなかったし、最後までデイビッドだったのだが、どれだけ特別だったとしても超えられない限界があるのがリアルで、救いがないと思った。